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五神総長メッセージ ― 総長選考プロセスの検証について ―

掲載日:2020年10月9日

総長選考プロセスの検証について

10月2日開催の総長選考会議で東京大学の次期総長予定者が正式決定され、そのことは同日3時に行われた記者会見において、小宮山宏総長選考会議議長から公表されました。その際に小宮山議長は、今回の総長選考のプロセスに関して、東京大学の部局長および元役員等から同議長宛に意見書や質問状等が寄せられた経緯を踏まえ、今回の総長選考手続きにおける問題点の有無について検証を行うと発言しました。

総長選考会議はその後、検証作業の方法を検討した結果、学内外の公正かつ中立的な立場の人々に委ねて行うのが適当であるとの結論に達し、10月8日に総長の私に対して、検証委員会の設置等について然るべき形で協力して欲しい旨の要請がありました。

私もこの検証作業は東京大学にとって極めて重要な意味があると考え、10月2日夕刻に発出した総長メッセージにおいて、「今回の総長選考プロセスの検証とそれを踏まえた未来のあるべき姿について、みなさんとともに考えてまいります」と述べました。

大きな変化の中で、新しい時代の期待に応えるために大学改革が必要なことは間違いありません。この改革を着実に進めるためには、総長が学内外の皆様の確固たる信頼を基礎としてリーダーシップを発揮していくことが不可欠です。そこで、総長選考会議の要請を踏まえて今回の総長選考プロセスの検証をしっかり行い、その結果を学内外の皆様と広く共有することが大変重要であると考えています。

以上の経緯に基づき、泉徳治弁護士(元最高裁判所裁判官)を委員長とし、樋渡利秋弁護士(元検事総長)その他数名の委員(弁護士)によって構成される検証委員会を立ち上げることといたしました。既に泉弁護士からは委員長就任の承諾を頂いており、委員の人選が完了し次第可及的速やかに委員会を発足させます。検証委員会の調査及び検討には、その独立性を充分に確保しつつ、東京大学として全面的に協力します。検証委員会には、事実の解明に必要な事項については忌憚なく自由に調査して頂きます。ご要望があれば、私自身検証委員会に出席して、この間の私の思考や行動について説明する所存です。

検証作業は決して容易なことではないと思われますが、残された私の任期を考慮し、可能であれば11月中に検証結果を提出して頂きたいとお願いしております。

検証結果は適切な形で公表し、総長選考会議には検証結果を尊重して善処することを求めると共に、必要な場合には総長の権限に基づいた適切な対応を行うつもりです。それらを含め、総長選考の在り方について、ひいては東京大学の今後のあるべき姿について、みなさんとともに考えていく所存です。

みなさんのご理解とご協力を改めてお願いいたします。

東京大学総長
五神 真

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